全国に34ヶ所ある国立公園。
日本を代表する傑出した自然資源として、環境省では、これまで保護に力点を置いて管理してきました。
その資源を、これからは積極的に活用する時代へ。
地元が主役となって、自然保護と両立する形で活用することで、次の世代へと引き継いでいくための仕組み作りを提案。
今回、その一つのモデルケースとして、大山隠岐国立公園で、一つの取り組みがスタートします。
環境省大山隠岐国立公園管理事務所の全面的なバックアップのもと、全国各地の観光地を写真で支援する東京カメラ部、地元観光のランドマークとして運営される大山観光局、そして地元資源を撮り続け、様々な企画で写真による地域活性化を担ってきたランドスケープデザインが連携。
国立公園の新たな活用策として、地域の観光促進策としての絶景ツアーを考えました。
国立公園と地元への新たな支援の形として。
そして、国立公園ならではのとっておきの景色と出会う機会として。
ぜひ多くの方に知っていただきたいプロジェクトです。
中国地方最高峰で、百名山の一つであり、山岳信仰の霊場として1,300年以上にわたる歴史をもつ大山。鳥取県、島根県、岡山県にまたがる大山隠岐国立公園の中心的な存在です。
この大山で、思い出に残る一夜を過ごしませんか?
このツアーでは、標高1000mの絶景スポット「元谷」までの夜間のガイド付き軽登山と、参加者ご自身による大山と星空の写真撮影を楽しんでいただけます。
自然保護に配慮し、地元への支援につながる、サスティナブル(持続可能)なツアーです。
私の原点であり、メインのフィールドでもある鳥取県・大山。
十数年、大山の星空を撮り続けてきたなかで、別格のロケーション、No.1の美しい星景と私自身胸を張っていえる場所、それがここ「元谷」です。
そのことは、様々な場で度々お伝えしてきました。
ただ、夜は遭難などの危険も伴うため中々一般の方が立ち入ることができない場所。
自分の中で、より多くの方に観てもらいたい。そしてこのコンテンツをしっかりと形に変えていきたい。その想いはここ数年ずっと持ち続け、自分なりの企画と提案を温めていました。
山のガイド同行の元、安全に、快適に移動するので、これまで怖くて行けないって思っていたみなさんでも安心してご参加いただけるとツアーとなっています。
特に冬は、雪の山肌が星明かりによってうっすら浮かび上がり、まさに言葉にならない絶景が眼前に。絶景に慣れてきた私でさえ、そのロケーションに大声上げて感動したほどの時間が待ち受けています。
私たちが大切にするのは、その感動を「記憶」だけでなく、「記録」に残すこと。
写真というツールを通して、これまで知らなかった大山に出会う、本当の美しさに出会う。そんな時間を多くの方に提供できればと考えています。
ぜひご参加ください。
大山隠岐国立公園内の「元谷」へガイド付きの軽登山を実施し、大山とともに星空を撮影するツアーです。
1人での夜間の登山が不安な方も、ガイド付きなので安心してご参加いただくことができます。
2021年4月より開催中
※開催スケジュールの詳細につきましては申し込みページにてご確認ください。
※天気次第でツアー内容が変更になることがございます。詳細は大山観光局HPをご覧ください。
大山元谷
(大山観光案内所集合→大山寺参道→大神山神社奥宮→行者谷コース→元谷 片道約60分)
大山観光局
TEL.0859-52-2502(受付時間 8:30~17:00)
日本を代表する傑出した自然の風景地として、全国で34の国立公園が指定されています。大山隠岐国立公園は、1936年に指定された約7万haに及ぶ山と島と海の国立公園で、神話と山岳信仰とともに受け継がれてきた日本の原風景と言える暮らしにも触れることができます。当事務所では、豊かな自然の保護と利用の両立を目指して、その名の通り大山隠岐国立公園の管理を行っています。
鳥取県の名峰・国立公園大山(だいせん)の標高750mに位置する一般社団法人大山観光局では、地元大山町を中心とした観光コンテンツの造成・自然体験ツアーや各種登山プラン、サイリングなどの豊かな自然を活用した旅行商品を企画・販売、マネージメントを行う。近年は、地域に根づいている「和傘」文化を参道・大山寺・大神山神社奥宮の演出に取り入れた日本最大級の和傘ライトアップ「大山の大献灯」事業も実施。地域資源の新たな活用を軸に、継続的な旅行商品となるよう磨き上げを行っている。
JR西日本などの企業をメインに、国、自治体などからのオファーを受けた写真撮影を生業とする一方、「写真を通じた地方創生」にも積極的に取り組み、風景をデザインするというこれまでになかった発想により様々な事業、ツアーなどをプロデュース。企画・提案・総合演出を担当した「大山の大献灯 和傘灯り」(鳥取県)、「大山星空で遊ぶツアー」(鳥取県)、「氷平線ウォーク」(北海道)などは、観光庁、国土交通省の地域活性化の取り組みとしての賞も受賞。現在も各地で地域活性化、観光コーディネートのアドバイザーとして活動する。
東京カメラ部はファン総数500万人超の日本最大級審査制写真投稿サイトです。会員により投稿され、審査されて紹介される作品の年間閲覧者数は延べ11億人を超えています。FacebookやInstagram、Twitter、Mastodon内で運営していますのでどなたでも無料で気軽に参加することができます。綺麗な写真を見たいだけの方も大歓迎です。東京在住かどうかは関係ありません。